【Mavic vs Phantom】結局使えるのはどちらのドローンなのか?スペック徹底比較!

「やっぱPhantomクラスじゃなきゃダメでしょ!」「Mavic2があれば、もうPhantomは必要ない!」パイロットの中でも意見が分かれることの多いこれらのドローンですが、実際どの程度の違いがあるのかご存知ですか?

これまでPhantomが独走してきた理由、またMavic2が爆発的人気を誇った要因について、スペック比較表を踏まえながら解説していきたいと思います!

1.業務利用にPhantomが定着した理由


これまでにさまざまな人気ドローンを生み出した「DJI」ですが、プロカメラマンから絶大な信頼を得てきたのは断トツでPhantomシリーズでしょう。

折り畳みができるMavicやコンパクトなSparkに比べて、大きなボディが目を引くPhantomですが、スペックを比較してみるとその差は一目瞭然です。

Phamtom 4 ProMavic ProSpark
重量1388g734g300 g
最大飛行時間約30分 約27分 約16分
最大速度72km/h (Sモード)64.8km/h (Sモード) 50k/h (Sモード)
運用限界高度6,000m5,000m4,000m
ジンバル3軸3軸2軸
カメラセンサー1インチCMOS1/2.3インチCMOS 1/2.3インチCMOS
有効画素数2,000万画素1,235万画素1,200万画素
動画解像度 4K4KFHD
最大ビデオビットレート100 Mbps60Mbps24 Mbps

1-1.安定した飛行性能

機体がコンパクトであればあるほど重量は軽いため、どうしても飛行の安定度は低くなってしまいがち。また風にも非常に弱い為、海沿いや山の上など、障害物のない開けた場所ではカクカクした映像になってしまう事も多いのです。

しかし、重量が1kgを越えるPhantomではその心配も少なく、どのような環境でも安定した飛行・映像撮影が可能であることから、テレビ番組の撮影に使用されることもあります。(旅番組でちらっと映り込むこともありますね)

また、スポーツモードでは最大72km/hでの飛行が可能となるため、PV撮影やCM撮影など、より迫力ある映像が求められる現場でも人気の高いドローンです。
そして、1本のバッテリーにつき最大30分の飛行が可能という点も、多くのカメラマンから選ばれる大きな要因となっています。

1-2.クリエイターに支持される高画質

飛行性能とあわせて重要になってくるのがカメラの性能です。
クリエイターにとって、映像の美しさは非常に重要ですよね。

Phantom 4 Proは1’’ CMOSセンサーを搭載しており、有効画素数は2,000万画素。
Mavic Proの1,235万画素と比べても、大きな差があることが分かりますね。

野外の撮影においては機材の携帯性も重要になってきますが、これほどまでに差があるとなるとPhantomに流れてしまうのも頷けますよね。(趣味の利用程度であればMavic Pro・Sparkでも問題ないと思いますが)

2.次世代型ドローン”Mavic 2″の登場


Phantomは2012年の登場以来、長きに渡り業界を牽引してきたドローンですが、Mavic 2は発売から2年も経っていない新人です。

そのビジュアルにもこれまでのMavic Proからさほど大きな変化はなく、一見目新しくも思えないドローンですが、その「飛行性能」「カメラスペック」ともにPhantomの存在を脅かしかねない仕上がりとなっています。
※比較しやすいようにMavic 2 Proのスペックのみ引用しています

Phantom 4 ProMavic 2 Pro
重量 1388g 907g
最大飛行時間約30分約31分
最大速度72km/h (Sモード)72km/h (Sモード)
運用限界高度6,000m6,000m
ジンバル3軸3軸
カメラセンサー1インチCMOS1インチCMOS
有効画素数2,000万画素2,000万画素
動画解像度4K4K
最大ビデオビットレート100 Mbps100 Mbps

2-1.Phantomを越えた飛行時間

“次世代のドローン”と称されたMavic 2ですが、同時にMavic 2 ProとMavic 2 Zoomの2台が発表されました。しかし、これらの違いは搭載されているカメラのみで、飛行性能は全く同じです。(バッテリーや送信機、その他オプション品の互換性もあります)

これまでの折り畳み式ドローンでは、Mavic Pro/Platinumの飛行時間27分が最長となっていましたが、Mavic 2では最大31分の飛行が可能になりました。
Mavicで30分越えというのも驚きですが、何よりPhantomを越えてしまったのが驚きです。

そして最大飛行速度等も同等レベルでありながら、機体重量はわずか907g。
さらに折り畳み式なので、これまでのMavic Proとほぼ変わらない携帯性という点も恐ろしいですね。

2-2.コンパクトな機体に1インチCMOSセンサーを搭載

Mavic 2の特徴はその飛行性能だけではありません。
折り畳み式の機体ながら、なんとPhantom 4 Proと同じ1インチCMOSセンサーを搭載しているのです。

さらに、スウェーデンの大手カメラメーカー、Hasselblad社のカメラを採用しており、ハッセルブラッドナチュラルカラー ソリューション技術によって、色彩の細部まで忠実に表現できるようになりました。

比較ポイント① ATTIモード切替


ここまでくると、もはやPhantomに勝ち目はないのでは・・・なんて思ってしまいますが、Mavic 2にも弱点はあります。

ドローンの操縦訓練をしていくうえで、ATTIモードでの制御がしっかりとできるかどうかは非常に重要になります。
これまでに多くの方が参加しているDJI CAMPでの試験でも、ATTIモードでドローンを飛行させるという内容がありますね。

ATTIモード:GPSや障害物検知システムを無効にし、手動で機体の制御を行うモードのことです(機体が非常に不安定になります)

しかし、このATTIモードで飛行させることができるドローンは限られており、Mavic 2 Pro / Zoomでは、手動でのモード切替ができません。
※利用環境に応じて自動で切り替わります

これだけMavic 2が普及しても、講習でPhantomが使用され続けているのはこの為なのです。

比較ポイント② 販売価格


新しいドローンの購入を検討する上で、アクセサリー類の充実度・価格を確認することも重要です。

ほぼ同等スペックであることからも分かるように、ドローン本体の価格にそこまで大きな差はありません。
また、プロペラガードやプロペラといった備品類もほぼ同じ価格帯になっています。

Phantom 4 ProMavic 2 Pro
本体価格207,680円 197,560円
バッテリー20,361円16,500円
プロペラ1,221円1,518円
プロペラガード2,310円2,926円
充電ハブ12,430円7,447円
カーチャージャー 8,035円8,921円

しかし、バッテリーはMavic 2が1本あたり4,000円近く安くなっているので、複数まとめ買いする場合は結構な価格差になってきますね。

比較ポイント③ 機材のサイズ感


PhantomにするかMavic 2 にするか、悩みに悩んで悩んだ結果、決め手になるのは意外にもサイズ感かもしれません。

プロペラを広げた状態だと、一見そこまで変わらない?と思いますが・・・

Mavic 2はすべてのアームを閉じることができます。これは大きな違いですね。

Phantomは折り畳み式ではない分、どうしてもケース自体が大きくなってしまうため、携帯性に優れているとは言い難いサイズ感です。さらにドローン本体だけでなくプロペラも大きい為、全体的に「荷物になるなぁ・・・」という印象が強いですね。(それだけ機体の強度が高いということでもあるのですが)

一方でMavic 2はMavic Proより一回り大きくなった程度なので、大きめのリュックやスーツケースであれば、収納することも可能です。
プロペラだけでなく、バッテリー充電ハブもコンパクトな折り畳み式なので、一式持ち運ぶのもさほど苦ではありません。

※Mavic 2のケースは純正品ではないハードケースを使用しています

3.まとめ – 個人的におすすめしたいのはMavic 2


製造が一時中止されたことから、Phantomは終息かと囁かれていましたが、最近になってPhantom 4 Pro V2.0の販売が再開されています。

DJIオンラインストア:https://store.dji.com/jp/product/phantom-4-pro-v2?vid=43151

まだまだPhantomが活躍する時代も長いと思われますが、個人的にはMavic 2をおすすめしたいですね。(Phantomより少し安い+持ち運びしやすい+カメラで遊べる)

Mavic 2 Pro / Zoomの違いについても、今後比較記事でご紹介していきたいと思います。

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