【連載】Mavic 2 Enterprise Dual入門 第一回目

みなさんは、赤外線を搭載した小型ドローンをご存じだろうか?
今回は、世界シェア70%を誇るDJI社にて新しく発売された小型の赤外線搭載ドローンMavic 2 Enterprise Dualについて、紹介する。

赤外線って何? ドローンって?という方でもわかるように入門記事として紹介する。筆者も絶賛勉強中のため、指摘や質問は大歓迎。
次につなげるため、ぜひ読者の声をあつめたい。

enterprise dual
空を飛ぶ赤外線カメラMavic 2 enterprise dual

1.赤外線カメラで撮影してみた


筆者の所属する会社は、ドローンをレンタルしていることもあり、ドローンが豊富にある。執筆時点では現在会社の中である為、まずは屋内で順を追って撮影してみる。

1-2.使うアプリはDJI Pilot

まず、初めにおさらいだ。現在市販されている多くのDJIドローン(Mavic 2 Pro等)はDJI Go4というアプリを利用するが、Mavic 2 enterprise DualはDJI Pilotというアプリを利用する。

アップルストアやGoogle Playからダウンロード可能
https://www.dji.com/jp/downloads/djiapp/dji-pilot
※一般的な空撮機以外の産業アプリは、DJI Pilotを利用するものが多い。

1-2.スマート送信機で利用してみる

通常のiPhone等でも利用はできるが、一部iPhone等では機能制限がある為、今回はスマート送信機をベースに触ってみる。
ちなみに、余談ではあるが、スマート送信機はモニターとプロポが一体となった少し便利なプロポ(コントローラー)のこと。モニター部分はandroidベースで開発されており、かつスマートコントローラーをDJI社が推している(!?)為、特に産業機のアプリケーションはiphone用よりもandroidの方が安定しているように感じる。日本語パッチも最近androidのDJI Pilotには適用された。

1-3.早速赤外線で撮影する

さて、準備も整ったところで、Mavic 2 Enterprise Dualを使って撮影してみよう。起動すると赤外線カメラを選択することで、このように簡単に赤外線カメラを利用することができる。
ちなみに、電源を入れてから赤外線カメラの撮影まで30秒ほどで実現できた。

1-4.通常のカメラモードでも撮影できる

赤外線カメラではあるが、前方にカメラが二つ付いており、通常のカメラとしても撮影ができる。
◇Mavic 2 Enterprise Dualにはカメラが2つ搭載されている

赤外線カメラを可視モードに切り替えることで、簡単に通常のカメラとしても使用ができる。

2.動画の保存のされ方


2-1.赤外線モードで撮影してみる

赤外線モードで撮影してみるとどのように保存されるかを見ていこう。
まず、DJI Pilotの右側にある赤丸の部分、ここで撮影が開始・停止できる。
その上にあるボタンでカメラ←→動画の切替が可能。

2-2.赤外線モードで撮影された動画

赤外線モードで撮影すると、動画が2つできる。
今回は検証用に10秒の動画を撮影してみたので以下の動画をみてもらいたい。
赤外線と可視、両方で同じ時刻に撮影がされていることが分かる。

動画1つ目(赤外線動画)

動画2つ目

可視動画

3.赤外線カメラでできることは?


3-1.サーモグラフィーの活用

赤外線カメラといえば、サーモグラフィーによる熱感知機能。
実際の温度が何度かを赤外線カメラを使って測定ができる。
各機能の詳細は連載の別記事にゆだねるが、実際に温度を測定したり、
温度によって色味をかえたり、警報を出したり、さまざまな便利機能が搭載されている。

選択した範囲の最高温度、最低温度を測定している。筆者の手の温度は32.5どの

3-2.点検での活用の未来

サーモグラフィカメラでできることは主に点検業務。
例えば以下のような点検に活用できる。

  • 太陽光点検
  • 橋梁診断
  • 害獣の発見
  • 救助者の発見
  • 外壁診断

ドローンの業界で今後大きく発展する点検分野。
その多くにこのサーモグラフィによる赤外線カメラが役立つ可能性を秘めている。どこまでこの小さな小型ドローンで耐えられるか、その実用性は今後の連載の中で検証していきたい。

4.ミッション飛行(自動飛行)とは?


4-1.自動でミッションをこなそう

さて、本日は第一回目というところで、おおむね概要を書いてきた。
今回は最後にミッション飛行について触れて終わりたい。

4-2.ミッション飛行モードについて

自動飛行は、ドローンの未来の形の一つである。
現在、コンシューマー機ではまだまだ手動飛行が多いが、産業機では自動化が進んでいる。空では自動車よりも早く自動運転が進んでいるのだ。
なお、iphoneにはオートパイロット機能が2019/11/11現在ついていないため、注意が必要である。(androidの未選考)

4-3.自動飛行の使い方

現在、執筆している環境では自動飛行ができないため、詳細は後述するとして、簡単な設定方法だけご紹介する。

ルートを作成
MAPが表示される
ウェイポイントを設定していく

上記はサンプルなのでかなり粗く設定したが、通常は太陽光パネルを全て点検できるように詳細にルートを設定していくことになる。
詳細の設定方法は後日別記事にして紹介する。

5.まとめ


ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
大きく、まとめると、

  • DJI Pilotという産業機向けのアプリケーションを利用する
  • 赤外線カメラの撮影が可能(同時に可視の撮影もできて便利)
  • 熱検知に便利な温度測定やアラートなど便利な機能が豊富
  • 自動でミッションをクリアしてくれる

という機能を備えた機体でした。
次回の連載では、DJI Pilotの便利機能の紹介をしていきたいと思います。

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