産業用ドローン入門 第二回

この記事は産業用ドローン入門 第一回目をご覧になってから閲覧いただくことをおすすめします。

今回の第二回ではDJI社が誇る産業用ドローンの一つであるMatrice200シリーズについて詳しく説明していく。

Matrice200とはどのような機種か?

Matrice200とはDJIから発売されている産業用ドローンの中でも特殊な環境下での遭難者の捜索・点検等に役立つ機種である。

また、主にその中でも3種類に分かれており用途に合わせて選ぶことによりハイパフォーマンスな効果を出すことができる。

3種類の特徴や用途などについて説明していく。

Matrice200

  • IP43
  • FPVカメラ
  • デュアルバッテリーシステム
  • FlightAutonomy

Matrice210

  • IP43
  • FPVカメラ
  • デュアルバッテリーシステム
  • FlightAutonomy
  • 下方デュアルジンバル・上方シングルジンバルを装着可能

Matrice210RTK

  • IP43 FPVカメラ
  • デュアルバッテリーシステム
  • FlightAutonomy
  • 下方デュアルジンバル・上方シングルジンバルを装着可能
  • 内蔵型RTK

3機種すべてにIP43レベルの防水性能が備わっている。IP43レベルとは多少の雨が降る中でも問題なく飛行できるということである。なので他機種では不可能だった雨天の中での運用が可能になったのである。

3機種すべてにおいてFPVカメラを装備しており常に機体前方を監視することができる。そのため、この機能は機体備え付けカメラのため別途取り付けの必要がなくスピーディーな運用が可能である。

3機種すべてにおいてデュアルバッテリーシステムを装備しており飛行中1つのバッテリーが機能しない場合でも、もう1つのバッテリーが電力を供給し安全に帰還することができる。

バッテリーは2種類(TB50・TB55)から選ぶことができ用途に合わせての使用が可能である。

  • TB50 スリムで持ち運びが楽
  • TB55 容量が多く飛行時間重視

3機種すべてにおいてFlightAutonomyシステムを搭載しており合計7つのセンサーを備えた堅牢なシステムを搭載しており前方ビジョンシステムは最大30m先の障害物を検知可能で上部赤外線センサーは5m範囲内の障害物を認識できる。さらに下方向ビジョン・ポジショニング・システムは、精度の高いホバリングと着陸を可能にする。

Matrice210とMatrice210RTKの2種類に限り、下方デュアルジンバル・上方シングルジンバルを装着可能である。

  • デュアルジンバル カメラを同時に2個ちう際することが可能
  • 上方シングルジンバル カメラを上向きに搭載することが可能

Matrice210RTKに限り内蔵RTKを装備しており通常GPSだけだと訳」2メートル前後の誤差となる位置情報データを内蔵RTKと組み合わせることにより数センチ内の誤差に抑えることが可能になる。

主によく搭載されるカメラは以下4種である。

ZENMUSE XT2

FLIR社との合同開発による最先端赤外線カメラ。

ZENMUSE Z30

光学30倍ズーム・デジタル6倍ズームを実現した驚異の総合倍率最大180倍ズームカメラ。

ZENMUSE X4S

4K撮影にも対応した1インチセンサー搭載2,000万画素カメラ。

ZENMUSE X5S

5.2K動画にも対応で複数のレンズオプションから選択可能な最高品質のカメラ。

Matrice200が活躍する現場

太陽光モジュール点検

広大な太陽光発電所の敷地内であっても長時間のフライト時間と安定性能、かつデュアルジンバル搭載により赤外線と可視光カメラの2種類のカメラでの運用が可能になり効率的な点検が可能になる。

電線のライン検査

これまで高圧線などの電線では電波干渉などの影響が懸念されていましたが「Matrice210RTK」モデルにおいては『リアルタイムキネマティック』を活用した非常に安定した飛行による検査が可能となった。

レスキュー活動

遭難者の捜索などのレスキュー活動においては空からの捜索が必須であり、山や谷などの広大な範囲での飛行はもちろんのこと雪山などの氷点下の環境であっても「Matrice200」シリーズはすぐに飛行を開始することができ早期発見を可能にする。

橋梁検査

これまで橋梁検査においてはハーネスで作業員を吊り下げて検査を行う非常に危険な作業が主流でした、今回「Matrice210」から上方ジンバルが搭載可能になったことにより橋梁の下部においてもカメラを用いた検査を行うことができるようになった。

風力タービン検査

風速が非常に強い場所や海上風力など、これまではドローンでの飛行が難しい場所にあった発電所検査も「Matrice200」シリーズでの飛行性能の向上と及び上向き下向きカメラの撮影や2種類のカメラ操作によって安全でかつ正確な点検を行うことが可能になった。

なんと!!近日中に Matrice210RTK V2 レンタル開始予定

今回はMatrice200シリーズの様々な特徴や活用分野を紹介してきた。

次回第三回目では他の産業用ドローンについて紹介していく。

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