【メンテナンスどうしてる?】覚えておきたいドローンの点検項目について

ドローンのフライトを楽しんでいるみなさん、機体のメンテナンスはしっかりできていますか?
何かやらなきゃとは思っていても、実際あまり意識していないという方もいるのではないでしょうか。

しかし、 令和元年9月18日付けで 無人航空機の飛行方法に「飛行前確認を行うこと」というルールもが追加され、機体メンテナンスを行うことが義務であるとしっかり明記されました。

【超重要!】東京2020に向けてドローン取り締まりが強化へ

今回は、「知らなかった」じゃ済まされない、ドローンを安全に使用する上で欠かせないメンテナンスについて、DJIの「安全飛行点検項目」をベースに解説していきます。

1.ドローンはメンテナンスが超重要


4枚のプロペラで軽々と飛んでいくドローンですが、もし自分に向かって落ちてきたらどうなると思いますか?

答え:血まみれになります

可愛らしい手のひらサイズのドローンでも、皮膚に当たれば簡単に切れます。ちょっと大きめのPhantomなんて、もっと悲惨なことになります。凶器です。

もちろん、人が操縦している以上、どんなにメンテナンスをしっかり行っていても事故を100%防ぐことはできませんが、メンテナンスをすることで防げる事故もあります。
バッテリーの変形やプロペラの破損、モーターのエラーなど、墜落に直結するような”異常”は、日ごろからしっかりと確認しておけば気が付くものばかりです。

ドローンをより安全に、安心して楽しむためにも、今一度メンテナンスの重要性を再認識していきましょう!

2.ドローンのメンテナンス方法


ドローンのメンテナンスは、大きく分けて2種類あります。

2-1.日々の点検(飛行前・飛行後などの点検)

飛行前、飛行後など、自分で機体と送信機を使用しながら、異常がないかの点検作業を行います。

項目を並べてみると「これ毎回全部やるの!?」と思ってしまうかもしれませんが、どれも基本的なことばかりで、すでに確認していることがほとんどだと思います。
何度か同じ流れで確認をしていくと、結構すんなり覚えられますよ!

①日々の点検

傷や破損がないか、しっかりと清掃されていて詰まりなどがないか、ケーブルの断線がないかといった基本中の基本の点検です。
あまり飛行する機会が多くなくても、定期的に起動させて確認するようにしましょう。

特に注意していただきたいのがインテリジェントフライトバッテリーで、時間の経過とともに自動放電されてしまうため、必ず飛行前にバッテリー残量を確認してください。(満充電で保管していたとしても、数日でかなり減ります)

  • 機体外部に損傷、歪み等の変形なし(プロペラ含む)。
  • ネジなどの脱落なし。
  • タブレットのキャッシュ領域の確認。
  • 送信機とタブレットを接続するケーブルの確認。
  • しばらく放置したバッテリーの使用の際は完全放電~満充電の実施が必要。
  • 機体、送信機のファームウェア及びアプリは最新かを確認。
  • 機体(プロペラは外した状態)、カメラ等動作確認。
  • 機体、機材の清掃。
  • 飛行していなくても週に一度は飛行動作確認を行う。

↓機体、機材の清掃にはエアダスターがおすすめです。

②ファームウェアアップデートがあったタイミングでの調整

アップデートの表示が出ていても、ついつい面倒くさくて後回しにしてしまう方もいるのではないでしょうか。
しかし、事故が起こってしまってからでは手遅れ。毎回最新バージョンにアップデートする癖をつけておきましょう!また、アップデートのあとは、テストフライトを行うのが鉄則です。

  • 業務などを行う直前には行わず、テストできる余裕が持てる時にアップデートを行う。
  • 所有全バッテリーのファームウェアアップデート。
  • 所有全オプションカメラ(交換式の場合)のファームウェアアップデート確認。
  • ファームウェアアップデートを行ったタイミングでIMUキャリブレーションの実施を推奨。
  • (周囲に磁気がなく、完全なる水平の場所で行う。実施中は一切振動を与えないこと。)
  • ファームウェアアップデートを行ったタイミングで送信機キャリブレーション実施。
  • 問題や変更点を確認するためのフライトテストを実施。

アップデートやキャリブレーションは、手持ちのパソコンにDJI Assistantをダウンロードしておくと便利です。

DJI ダウンロードセンター
https://www.dji.com/jp/downloads/softwares/assistant-dji-2

また、ファームウェアのアップデート方法は公式サイトにて機体ごとに確認できます。

DJI 製品サポート
https://www.dji.com/jp/support/product?site=brandsite&from=footer

③飛行直前

飛行前にアプリ画面を一通りチェックする癖をつけておくと安心です。
設定値やスティックモードはあまり変更しないかもしれませんが、誰かに貸した後・借りた後は必ず確認しておきたいですね。

  • 風量は支障ないか確認。
  • 機体外部に損傷、変形なし(プロペラ含む)。
  • 機体バッテリー、送信機、使用モバイルは十分に充電済。(しばらく放置したバッテリーの使用の際は完全放電~満充電の実施が必要)
  • 収録するメディアが入っているか。
  • プロペラが正しい位置に取り付けられている。
  • 機体、送信機のファームウェア及びアプリは最新。
  • フライトモード確認。
  • ゴーホーム高度確認。
  • フェールセーフ時の設定(自動帰還ORその場着陸)。
  • 緊急停止の仕方を覚えているか。
  • 高度制限設定。
  • 距離制限設定(必要であれば)。
  • 環境干渉確認(GPS状況、コンパス干渉状況)。
  • コンパスキャリブレーション。
  • 障害物検知機能ON/OFF確認。
  • 送信機操作モード設定。
  • 環境干渉確認(周辺電波状況)。
  • バッテリー温度確認。
  • バッテリーエラーチェック。
  • モーターが正常に始動、機能するか(異物混入、異音等の異常なし)。

④飛行開始時

いきなり遠くまで飛ばしてしまう前に、安全な場所でホバリングをしながら、動作に不具合がないか・エラーの発生などがないかをチェックしましょう。
フライト中に手動操作以外(インテリジェントフライトモードやRTHなど)を使用したい場合は、GPSの受信状況の確認も忘れてはいけません!

  • ホームポイントが正常に更新されたか。
  • 風量は支障ないか確認。
  • 周囲、上空に障害物や危険がないか確認。
  • ステータス情報正常(IOS各情報、距離、高度、GPS受信など)を確認。
  • 目線の高さまで上昇させ、ホバリングが安定しているか確認。(高度 約5m地点での垂直精度±0.8m 水平精度±2.5m)
  • 機体操作正常(各スティックをゆっくり動かし、動作確認実施)。
  • 周囲の安全を確保し、飛行開始。
  • 風量は支障ないか常時確認。
  • 周囲、上空に障害物や危険がないか常時確認。
  • ステータス情報正常(IOS各情報、距離、高度、GPS受信など)を常時確認。

⑤飛行後

飛行後は日々の点検と同様です。無くなってしまったパーツがないか、持ち帰って確認する前にざっと目を通しておくと安心です。

  • 機体、プロペラなどに損傷、欠落がないか確認。
  • 汚れが見受けられる時は、その場で軽く清掃する。
  • 片付け。ゴミを残さない。

気づかないうちに離着陸時に草木などを巻き込んで、プロペラにひびが入ってしまうことも。

2-2.定期点検(一定時間使用したあとの点検)

日々の点検に対し、メーカーや専門業者で行うのが定期点検(メンテナンス)です。

一定回数・時間以上飛行した場合(総飛行回数200回、50時間のいずれか)に実施を推奨されており、自分では確認しきれない機体内部のチェックまでしっかりと行ってくれるものです。

定期点検には費用が発生するため、「トラブルもないしまだ良いか」と思いがちですが、事故・トラブルが発生しないように実施するものであることをお忘れなく!

3.安全・安心にドローンを楽しもう


ドローンに関する規制は年々厳しくなっており、ドローンによる事故も大きく報道されることから、日本国内ではドローン=危ないものというイメージがまだまだ強いのも事実です。

ドローンパイロットが活躍する社会を作るため、ドローンがもっと気軽に楽しめるようになるためにも、一人一人が安全に対する意識をしっかりと持ち、行動に移していくことがとても重要になってきますね。

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