【しっかり比較できてる?】ドローンのカメラスペックを徹底解剖してみた①

ドローンの購入やレンタルをするとき、あなたは何を基準に選んでいますか?

商品の価格、持ち運びのしやすさ、飛行時間の長さ、操縦のしやすさなど様々あるかと思いますが、空撮を目的とするのであれば”カメラのスペック”を見逃すわけにはいきません!

しかし、サイトを見てもカメラの専門用語が多くイマイチワカラナイ・・・と悩む方も多いのではないでしょうか。(そもそも数値を見ても、それがどの程度のものなのかイメージしにくいですよね)

そこで、今回はカメラ初心者に向けた専門用語の解説と、それが何に影響するのか?といった疑問にお答えしていきます!
※項目が多いので、何回かに分けて更新していきたいと思います

1.商品の価格はカメラの性能に比例する


ドローンを探していると、1万円以下で販売されているものから、20万円、30万円と高額なものまで価格帯の広さに気が付くと思います。(産業機と呼ばれるものは100万円超えもあります)

もちろん飛行性能による部分もあるのですが、主に価格を左右しているのが”カメラの性能”です。

1万円以下の安価なドローンも飛行させる分には問題ないものの、数十万円クラスのドローンと比べれば、撮影素材の綺麗さは圧倒的に異なります。(めちゃくちゃ安いドローンはスマホ以下の画質であるケースが多いです)

あくまで購入の目的が操縦=ラジコン感覚で楽しみたいというのであればこれでも問題ありませんが、「旅先で綺麗な景色を撮影したい」「動画編集をしてみたい」というのであれば、ある程度ランクを上げる必要があります。

2.DJIのスペック表を読み解いてみる


今回はMavic 2シリーズのスペック表をベースに、専門用語の意味やその役割等を解説していきます!
※そこまで気にする必要がない項目も多いので、気になる(知らない)箇所だけさくっと確認することをおすすめします

センサー

カメラのレンズから入ってきた光を取り込むセンサーのサイズを表しています。
つまり、このサイズが大きければ大きいほど取り込む光の量が多くなる=より高画質ということになります。

たとえば、Mavic Proは1/2.3インチCMOS、Mavic 2 Proは1インチCMOSなので、Mavic 2 Proのほうがセンサーのサイズが大きい=高画質ということですね。

なお、Mavic 2のセンサーサイズは、一般的なデジカメとほぼ同等クラスと考えて良いでしょう。

有効画素数

その名の通り、画素の数を表しています。
画素を簡単に例えるのであれば、規則正しく並んだ小さな1つの点です。この点が多いほど、密度が高くなるということです。

カメラの売り場では「〇〇〇万画素!」といったコピーをよく見かけますが、画素数は高ければ高いほど良いというわけでもありません。

高画素データはそれだけで重くなってしまうため、撮影時間や枚数が少なくなる・取り出しや加工に時間がかかる(高スペックPCでないと処理できない場合もある)など、デメリットもあります。
正直、綺麗だけど重すぎるデータはかなり使い勝手が悪いです・・・。

また、画素数が増えることでひとつの画素のサイズが小さくなり、細かくはっきりした画像になる分、あらがより目立つようになるといったこともあります。
つまり、画素数を必要以上に気にすることはないのです。(プロの方は別ですよ!)

「とりあえず高いやつのほうが良いんでしょ?」と思いがちですが、画素数だけで判断してしまうのはちょっと勿体ないです。

また、頭に“有効”とついている理由は、次の通りです。
 総画素数-使用されない画素数=有効画素数

なお、Mavic 2のスペック表では「〇〇MP」という書き方をしていますが、MP=メガピクセルということなので、それぞれの有効画素数は以下の通りです。

  • Mavic 2 Pro:20MP→2000万画素
  • Mavic 2 Zoom:12MP→1200万画素

FOV

FOVは視野角のことです。この値を見ていくと、機種によって若干のばらつきがあることが分かります。
しかし、ただ空撮を楽しむ分にはそこまで気にしなくて大丈夫だと思います。(好みによります)

たとえばMavic 2 Proでは視野角を変更できるモードが搭載されており、それぞれ以下の通りです。
FOVの値が大きいほど、広い角度をカメラに収めることができるということですね。

  • フルFOVモード:75°
  • HQモード:55°

35 mm判換算

ドローンにより、使用されているカメラは違いますよね。数値だけで性能を一概に比較することはできません。
そこで登場したのが、「35mmのセンサーの場合の数値に置き換えて比較しやすくしよう!」という” 35 mm判換算”です。

スペック表でそのあとに続く値は”焦点距離”といい、この値が小さければ小さいほど視野角は広くなります。

絞り

絞りとは、カメラに入る光の量を調節する機能を指します。絞り値が高いほど、入ってくる光の量が少なくなることを意味します。

本格的にカメラを使う上では欠かせない”絞り”の技術ですが、そもそもドローンではこの絞りをあまり使用することがありません。というかそもそも絞れない(固定されている)機種が多いのです。

そこで活躍するのがNDフィルターと呼ばれるアクセサリーです。
 ↓詳細はこちら
 【ドローン超入門④】よく聞く”NDフィルター”って何のこと?

プロの方はもちろんのこと、旅行先で綺麗な景色を撮りたい!という方は、NDフィルターも用意しておくことをおすすめします。(そうすればドローン本体に絞り機能が付いているかどうかをあまり気にしなくて大丈夫です)

ISO感度

ISO感度と聞くと、なんとなく「値を大きくすると明るくなるもの」というイメージのある方も多いのではないでしょうか。

暗い場所で撮影をする場合、ISO感度を調整することによって、明るい綺麗な写真を撮ることができます。
ただし、感度を上げすぎるとあらさの目立つ写真になってしまうので注意が必要です。

設定可能な値は機体により異なり、画質の良さを売りにしているものほど幅広かったりします。

⑦シャッタースピード

シャッタースピードとは、絞りやISO感度のように写真の質を左右する重要な機能です。

簡単に説明すると・・・

  • シャッタースピードが速い → ブレのないはっきりとした写真が撮れる
  • シャッタースピードが遅い → 適度にブレたふわっとした写真が撮れる

なお、シャッタースピードはアプリ上で好みの値に設定することができます。

  • Mavic Pro/Mavic Air/Mavic 2シリーズ:8~1/8000秒
  • Mavic Mini:4~1/8000秒

⑧静止画サイズ

機種により画素数が異なるので、こちらの値も機種により異なります。

  • Mavic 2 Pro:5472 × 3648 = 20MP(2000万画素)
  • Mavic 2 Zoom:4000 × 3000 = 12MP(1200万画素)

↑静止画サイズを掛け算すると画素数が求められます

3.ポイントは”センサー”と”有効画素数”


今回ご紹介した中でまず覚えていただきたいのは、センサーの意味と有効画素数についてです。
ひとまずこれらの意味さえ知っておけば「大きいドローン=大きいカメラ=なんとなくいい写真が撮れそう」というイメージが変わるはずです!
(現にPhantom 4 ProとMavic 2 Proを比べてみると、同じセンサーサイズ・同じ有効画素数です)

まだまだ項目が多いので、続きは別記事にてご紹介していきます!

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